『おはよう。セイジ君。調子はどう?』
「眠いです」『そう。 寝たら問答無用で心臓マッサージしてあげるわ
「わぉ。 それは楽しみ」
最大出力で』『まったく…
「勿論」
エヴァの出現位置、非常用電源・兵装ビルの配置、回収スポット。 全部頭に入ってるわね?』『一応おさらいするわね
「せめて10分はもって欲しいですね」
前にも言ったけど、通常、エヴァは有線からの電力供給で稼働しています
非常時に内臓電源に切り替えると、蓄積容量の関係でフルで3分
ゲインを利用してもせいぜい5分しか稼働できないの』『これがわたしたちの科学の限界なのよ。 おわかりかしら?』
「はい」『では昨日の続き、インダクションモードの練習、始めるわよ』
ビル群からこの前初号機が殲滅した第三使徒が姿を現すロックオンして、トリガーを引く
弾は全弾使徒に命中し、使徒を倒す続いて同じ様に使徒が出現する。 何も言わずにただ黙々と打ち続ける
『たいしたものね。 全弾命中よ』「あれ。 終わりですか?」
『えぇ、シンジ君も残ってるしね。 早く上がってね』「ういっす」
正面のモニターでは、シンジの乗る初号機が先ほどのセイジと同じシュミレーションをしている
「リツコさん。 あのパレットライフル反動小さいですけど、アレで使徒に効くんですか?」「さぁ? 実際に試した事ないからわからないわ
「えぇと 。アメリカで撃ったアサルトライフル
でも、反動が小さいってどういうこと?」
名前は〜・・・、忘れた。 でもそれより反動が小さいと思うんですよ」「ふふふ。 それは大丈夫よ、NERVの技術力をなめてもらっては困るわ」
「あぁ、要するに軽減するシステムでも入れてるんですね?
でも、俺のはそれ、抜いて下さい。 そっちの方が慣れてるんで」「う〜ん。 それは慣れて欲しいわね
「わかってるんですけどね・・・
あなた専用を作ればその分面倒なの。 わかるでしょ?」
ま、いいや。 頑張って慣れますよ。 それより参号機はどうなってます?」「あぁ。 それは遅れに遅れるようよ?
「えぇ〜〜! そんなの聞いてないですよ〜!」
何でもドイツのNERV支部の研究員とアメリカ支部の研究員が互いにスパイやってたみたいで、相当込み入った話になってるわ」「それはそうよ。 委員会にも話を通してなかったからね
「ちぇ。 結局元のシナリオどうりか・・・」
だから余計に話がこじれてるわ」「でも、参号機だけならもう二ヶ月あれば届けられるかもしれないわ
『はい』
何せパイロットがここにいるから。 ・・・シンジ君。 上がって良いわよ」リツコがマイクに向けて言うと、シンジが返事をした
「それにしてもシンジ君。 よくもう一度乗る気になってくれたわね」ため息をついて、疲れを見せるリツコがふと思いついたように尋ねてきた
「まぁ、恋は心の勢力活性剤ってヤツですよ」「何それ?」
「さぁ? ま、ホントの事言うと、あそこしか居場所が無いんですよね。 きっと」「…そう。 …あなたはどうなの?」
「俺は…、知ってるでしょ?
進む道は決められるよりも決めたいんです。 それが人類全体におよんでいてもね
本音も建前もそれですよ」それだけ言って、コントロールボックスを出た
「ミサトさん。 今日は起きなくていいんですか?」もそもそと布団の中で蠢くミサトに声を掛ける
隣がゴミ屋敷になるのを恐れ、セイジと交代でミサトの家を掃除しているのだ「さっきまで当直だったの・・・。 今日は夕方に出頭すればいいから・・・
「はいはい。 燃えるゴミは出しときますよ」
あ、そうだ。 今日木曜だっけ?」「おねがいね〜。 いってらっしゃい・・・」
再度眠りに入ったミサトの自室を出て、少しずつ片付けてはいるがあまり変わらない部屋を抜け、燃えるゴミを持って玄関に出るすでにシンジは玄関の外で自分達の分の燃えるゴミを持って待っていた
「じゃ、行こうか?」中学二年生にして、この兄弟はすっかり主婦業が板についている
誇っていいのか悪いのか…「いいんじゃないのぉ?」
貴女が言えた義理じゃないでしょうに、葛城さん…
「おはよ〜」 「おはよう」
「おう、碇兄弟。 おはよう」挨拶に答えたのはミリタリーオタクなカメラマン、相田ケンスケだ
「…今日もトウジいないの?」「あぁ。 この前プリント届けに行ったときもいなかったしさ…
「えぇ。 そうね」
まぁそのうち出てくるだろ。 なぁ、委員長?」答えたのは我がクラスの委員長、洞木ヒカリだ
そこへ上下黒のジャージ姿の少年が教室に入ってきた
シンジには一度紹介したから話はするようだ「お? 噂をすればなんとやら、じゃないか。 おはよう」
ケンスケの挨拶をそれとなく受け流してセイジに顔を向ける「なぁ、セイジ。 お前、あのロボットのパイロットやったな?」
「…そう言えばおじいちゃんと妹さんがいたんだっけ?
どっちかが怪我したって所か?」「妹がな…。 で、どうなんや?」
「あの戦闘の時には俺じゃなかった」「そか。 てぇとなんや?
トウジの暗い雰囲気は初対面のシンジにも伝わっているようだ
転校生のお前の兄貴がそうやったんか?」シンジはただ頷いた
「ウチはおとんもおかんも研究所勤めでなぁ?
妹の面倒はわいが見なきゃならんのや」「・・・・・・」
シンジはどうしたらいいか困っているようだ助け舟を出してやる事にしよう
「今度、妹さん
えぇと・・・ナツミちゃんだっけ? お見舞いに行ってもいいかな?」トウジは首を横に振る
「わかってるよ。 お前の気持ちが晴れないんだろ?
でもな、俺達パイロットに物を壊さないよう戦闘しろなんて無理な相談さ
そこだけはわかってくれ」「ま、セイジの言う通りだよな
ケンスケがセイジの意見を支持する
それに、いくらトウジが怒ったって、ナツミちゃんが治るわけじゃないだろう?」「それは・・・。 そうや、でもな
「要するに自分が許せないんだろ?
わいはわかってても・・・」
妹が苦しんでるのに何も出来なかった事が」「・・・そうや
「あぁ。 そうしてくれ」
助けられんかった自分に腹が立ってんねん…
…ナツミの見舞いに来てもろうたらそれで勘弁したるわ」トウジの暗い雰囲気はなくなり、いつものように活力がみなぎってきたような感じになった
「にしてもなんやなぁ
セイジが相手じゃ、喧嘩にもならんし…」「ま、一応大それなりの訓練はしてきたからね
「なんや、えげつないなぁ〜」
まだまだ負けないよ」その時、先生が教室に入ってきた
授業中だが、集中している生徒は少ないそれを証明するかのようにシンジのノートパソコンにCALLの文字が浮かぶ
ボタンを押すと、メールが開く『シンジ君もあのロボットのパイロットだってホント?YorN』
セイジの方を向くと、寝ていたどうやらこのクラスではレイとセイジがエヴァのパイロットだという事は知れているようだ
(セイジもそうだって知ってるなら別にいいか)”Yes”と記入して返信する
その瞬間に教室内が騒がしくなったが、兄弟なのだから予想できるものなのだろう反応自体はあったが静かだったと言えるだろう範囲だった
昼休みの大半はセイジと仲良くなったトウジ・ケンスケと過ごしていたが、後少しで昼休みが終わるタイミングでレイが声をかけてきた「非常召集。 先、行くから」
レイはそれだけ言うと踵を返し歩いていってしまう「じゃ、又明日ぐらいにな〜」
とセイジは家に帰るような感じで声をかけてレイに続いていったシンジはかける言葉がなかったのでセイジに続く
警報はその時に鳴り響いた
4話目にして題名の尽きてきた後書き 幻魔狼「ども、ひいこら言いながら、やっと4話目ッス 幻魔狼ッス」セイジ「それとなくトウジとケンスケが登場だな」
シンジ「洞木さんもね」レイ 「私も少しだけ…」
幻魔狼「登場人物としては目立たないサブキャラなので、以降どれだけ出て来るかは不明だ」レイ 「私より影が薄い?」
幻魔狼「そうなるだろうな
もともと重要なキャラじゃないし…」シンジ「重要じゃない?」
幻魔狼「だって、シンジはセイジがいるし、セイジは一匹狼でも大丈夫
レイはシンジとだし…」セイジ「もうカップリング決まってるのか!?」
幻魔狼「まぁね。 さぁ!セイジ君は誰とくっつくでしょう!?」レイ 「オリキャラはオリキャラ同士…」
シンジ「ミサトさん?」セイジ「ミサトさんだけはやめてくれ…」
シンジ「他に登場人物っていたっけ?」ドゴァ!←シンジに上段回し蹴り炸裂
シンジ「ぷろぽぺ!?」 ←某作家さんのシリーズなみに吹っ飛ぶアスカ「私の事を忘れるなぁ!!」
マヤ 「わ、私だっています!」幻魔狼「あ〜。 …どうしてくれようか?」
シンジ・セイジ・アスカ・マヤ「結局決めてないのか!!?」幻魔狼「HAHHAHHA〜」 ←さりげなく逃亡
セイジ「貴様!? ハッキリしていけぇ!!」 ←幻魔狼を追跡アスカ・マヤ「そうよ!」 ←セイジに同調
シンジ「…綾波、どうしようか?」 ←レイと共に取り残されるレイ 「私には、貴方以外は関係ないもの。 クスクス」
シンジ「あ、綾波…」レイ 「私は貴方の目、貴方の耳、貴方の手、貴方の…」 ←ナデシコ電波(ってかラピス)受信!?
シンジ「うわぁ!? あ、綾波ぃ!?」こんな彼等に感想・励ましの愛の手を…
愛の手メールはこちらにお願いします改訂版―'06/02/09
微妙に一文を改訂しました。大筋はまったくと言って良いほど変わっていませんからご安心を(なにに?)



